後払いワイドの現金化はサービス終了でできない？審査は厳しい？

後払いワイドはクレジットカードさながらの使い方ができる密かに人気のサービスですが、実は一部のサービスが終了して現金化仕様も変化しているのは知っていますか？

ここでは後払いワイドのサービス内容と審査の厳しさについて、現金化業者と口コミもあわせて解説していきます。

後払いワイドはサービス終了？現金化することはできる？

後払いワイドは様々なECサイトでクレジットカードと同様の使い方ができる後払い決済サービスでしたが、2024年8月をもってサービス終了しています。

ただし現在は「後払いワイドQR分割払い」というツールサービスは利用できるため、店頭でのQRコード読み込み決済が可能となっています。

運営元は「ポケットカード株式会社」というクレジットカード事業を40年以上続けている由緒ある企業で、P-oneカードやZOZOカードといった様々な提携カードを展開しています。

提携カード以外のサービスの知名度は低いですが、事業者登録もされている安心安全な企業なので問題ありません。

後払いワイドのQR分割払いの特徴とは

後払いワイドのQR分割払いの特徴は３つあります。

• 他の後払いよりも限度額が高い
• リボ払いも選択可能
• 最低限の情報登録で利用できる

限度額設定が比較的高く、分割可能回数も3〜72回から選ぶことができるので、高い買い物でも手が届くというメリットがあります。

さらに他社の後払いと異なる強みは、リボ払いができるという点。

利用するための情報はメールアドレスと電話番号とスマホでもできる簡単な本人確認のみなので、手続きも早く申請しやすいという魅力があります。

後払いワイドはアプリ登録が必要？

後払いワイドには専用のアプリがないためインストールや新規登録の必要がなく、QRコードの読み取りができるスマホ本体さえあればOK。

上記手順のようにその場で審査申し込み＆結果を待つ必要があるため、時間がかかることと本人確認書類を持っていくことを忘れないようにしましょう。

利用できる店舗ごとに決済方法や対象の商品・サービスが異なるため、後払いワイドを利用予定のお店に事前に相談した上で購入予定を立てることが重要です。

後払いワイドの分割払いが使えるお店については、本記事の【後払いワイドを現金化する方法】でも解説しています。

後払いワイドの現金化ができる業者

実は後払いワイドを活用した現金化方法もあります。

後払いワイドは利用できる店舗が限定的なだけに、プロの業者にお願いすることで安定的な換金率とスピード感が得られるため効率的です。

実績もある安心安全な買取業者を紹介するので、自分の生活スタイルや重視するポイントと照らし合わせてみてください。

カウール

後払いサービスの他にもポイントの現金化にも対応していて、電話連絡もないことで評判の良い口コミが多いカウール。

サービスや商品によっては最短当日の入金も可能というスピード感も魅力です。

中には換金率が70%を下回るといった口コミもありますが、消費者被害報告はなく古物営業法に基づく表記もあるしっかりとした業者なので安心感があります。

買取アリアちゃん

あらゆる後払いサービスに対応している買取アリアちゃんは、LINEが使えるスマホさえあればどこからでも利用できてWEB完結なので電話連絡も一切なし。

貸金業者株式会社Ariaという業界の中でも有名な業者なので安心感があります。

フレンドペイ

フレンドペイは審査不要で申し込みができ、高い換金率と即日入金が魅力の現金化サイトで後払いワイドも取り扱い対象としています。

サービスごとにリアルタイムで査定額がシミュレーションでき、『利用額×換金率=入金額』という明瞭さもイメージしやすく初心者には特におすすめ。

実績の多い他社に比べるとまだ知名度は低いものの、対応時間の長さや手数料の差し引き分で損をしない優良な換金率は他にはない強みといえます。

後払いワイドを現金化する方法

後払いワイドを使って現金化する方法には、以下の２通りになります。

• 現金化業者に申し込む
• 自分で商品を購入し買取依頼

現金化業者を活用すれば効率よく現金化ができますが、そういった業者を使うことに抵抗がある人は「自分で後払いワイドQR分割払いで商品を購入し買取依頼をする」という方法があります。

ただし後払いワイドが使える店舗がかなり限定的なため、よほど条件に合わない限り即日現金化は難しい方法と言えます。

後払いワイドが使える店で買取率（換金率）の高い商品

後払いワイドはQRコード読取り方式になってからは実店舗のみ使える仕様となり、利用できる実店舗も限定的です。

【公式サイトに掲載されている対象店】

掲載されている取り扱い店舗をみてわかるように、switchなどのゲーム機やiphoneといった買取率の高い商品は購入できません。

唯一、実店舗で商品を購入できるお店としてブランド買取ショップの『ブランドオフ銀座本店』が挙げられます。

ハイブランド品の買取業者ですが、実店舗で購入ができる銀座本店であればブランド品の購入ができます。

後払いワイドの審査は厳しい？信用情報・CICの照会

後払いワイドの分割払いを利用するにはQRコード読取り後に与信審査が行われます。

審査のポイントは次のとおりで、審査が厳しいクレジットカードなどに比べるとハードルが低い印象です。

• 信用情報（CIC）は参照しない
• 日本在住の18歳以上であること
• 本人確認書類が提出できること
• 職に就いていること

審査自体は5〜15分で結果が出ますが、夜20時から翌朝9時までは営業時間外になり審査が行われないため利用できないことを覚えておきましょう。

また申請時の情報入力では「安定した収入がある就業状態か」の判断の意味も含まれるため、無職の人は審査には通りません。

在籍確認はある？

後払いワイドの利用に在籍確認はありません。

就業状態や職場情報を入力することはあってもあくまで収入有無の確認になるため、職場や家族にバレる心配はないと言って良いでしょう。

ブラックリストでも利用できる？

後払いワイドはCICと呼ばれる信用情報機関に加盟していないため、過去にトラブルや滞納があったなどの履歴は参照されません。

そのため、他の条件さえ合えばいわゆるブラックリストの人でも審査に通って利用できる可能性があります。

後払いワイドの審査！5chの口コミは厳しい

それでは実際に利用している人の審査についての評価はどうなんでしょうか？

利用者の多い5chやYahoo!知恵袋の口コミを見てみると、厳しいと評価している口コミの多くは「信用情報を見るポケットカード運営だから厳しい」という意見でした。

しかしこれは、ECサイトでの決済などでも利用できた元来の後払いワイドサービス時代のものであり、前述したように現在のQRコード読取り形式では信用情報機関を参照しないため問題ありません。

リボ払い利用者が増えればその分利益も大きくなるから門戸が広い、という理屈であくまで憶測ではありますが、実際に他社カードでリボ未払い分が残っている人でも審査に通ったという声があるのも事実です。

審査に落ちた人も多い

後払いワイドの審査について、落ちたと言っている人も一定数見受けられます。

理由として「他社よりも高い上限額設定」について言及している人が多い印象。

後払いワイドは上限額が初回から高いことで人気な半面、それだけの支払い能力があるのか？とチェックが厳しいといわれています。

後払いワイドは現金化に不向き！デメリットとは

ここまで解説してきたように、後払いワイドは現在QRコード分割払いのサービスのみとなっているため現金化に不向きとされるデメリットが目立ちます。

1. 使えるサイトや加盟店が少ない
2. 審査に時間がかかる
3. 現金化が即日できない
4. 登録に本人確認書類が必須

それぞれ詳しく確認してみましょう。

デメリット①使えるサイトや加盟店が少ない

本記事の【後払いワイドが使える店で買取率（換金率）の高い商品】でも解説したように、後払いワイドのQRコード読取りを利用できる加盟店が限定的でとても少ないです。

以前は一部のECサイトで利用できましたが、QRコード読取りという機能の性質上オンラインショップでは利用できません。

ショッピングができる実店舗もハイブランド商品買取ショップくらいで、あとは美容医療となっています。

デメリット②審査に時間がかかる

数秒で結果が分かるクレジットカード払いやその他の後払い決済サービスに比べ、審査の結果が分かるまで最大15分と時間がかかるというのもデメリットの一つ。

さらに夜20時以降の夜間は審査してもらえないので時間的制限があるのもネックです。

デメリット③現金化が即日できない

実店舗で商品を購入し買い取ってもらうなど、自分で現物調達しての現金化作業ではどうしても日数がかかってしまうため即日現金を手にするのがとても難しいです。

もし既に商品が手元にある場合や、後払いワイドを取り扱っているプロの業者に依頼すれば、即日あるいは翌日での現金化ができる可能性が高くなります。

デメリット④登録に本人確認書類が必須

後払いワイドを利用する際に、基本的な情報の登録の他に本人確認書類が必須となります。

決済申請時に本人確認書類の写真を撮影したものをもとに審査が行われるため、不正ができないようになっています。

他の後払い決済サービスでは本人確認不要というものも多いため少し面倒な印象ですが、「日本在住の18歳以上か」の最低条件の確認に必要なので忘れないようにしましょう。

クレジットカードが作れないなら利用価値はあり！

後払いを使いたいけどクレジットカードが作れない…という人には後払いワイドは強い味方。

他にも、他社の後払いにはない大きな魅力がいくつかあります。

限度額が大きい

後払いサービスの多くは上限額3万円など少額が一般的ななか、後払いワイドは上限額が初回から10万円、2回目以降は30万円とかなり大きい設定。

そのためコンセプトのように、手が届かない商品でも安心して購入できる、というメリットがあります。

分割払いやリボ払い対応で支払い方法も複数

他社の後払いサービスでは翌月一括払いが一般的ですが、後払いワイドはクレジットカードのように3〜72回までの分割払いやリボ払いも選択肢にあるので長期的な支払いが可能です。

大きな買い物ができる上限額設定だからこそ、長くゆとりを持った返済計画がたてられるので安心です。

クレジットカードが不要

前述したように、後払いワイドならクレジットカード不要で実質クレジットカードと同等の分割払いやリボ払いが使えます。

そのため、様々な理由でクレジットカードが作れないという人でも、気軽に長期的な後払い利用ができるという強みがあります。

また利用申請時も、本人確認こそありますが在籍確認や電話確認もないのでクレジットカードよりもハードルが低い印象があります。