「クレジットカード現金化」は審査や条件付きのカードローンや消費者金融を利用せずとも、カード1枚で自力で現金を準備できる便利な裏技です。
これだけ便利な方法だと何かリスクがあるのではないかと思う方がいるでしょう。中でも特に「クレカ現金化で利用停止されないのか」と心配する方は多いです。
そこで今回解説するのは「クレジットカード現金化の利用停止リスク」です。
クレジットカード現金化で利用停止になるかもしれないと恐れている方の不安を払拭していくゾ!
クレジットカード現金化で「利用停止」になった時の対処法
クレジットカード現金化を行った程度では、延滞を繰り返す、ブラック入している等カード会社に信用されていない場合以外は、いきなり「会員資格はく奪」「残債の一括請求」となる可能性は低いです。
基本的にまずは「利用停止」になるでしょう。
カードの利用停止であれば「解除」できる見込みがあります。
クレジットカード現金化で利用停止になった場合は電話でカード会社に連絡して利用停止を解除してもらいましょう。その前に購入意図から考えていきます。
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利用停止時の対処法①:利用履歴から現金化商品を探し購入意図を考える
カードが利用停止になったら、まずはスマホ等でカード公式サイトから管理画面にログインし、利用履歴を確認します。
利用履歴からクレジットカード現金化に利用した商品、日時等を確認して思い出してピックアップしておきましょう。これは後でカード会社に購入意図を説明するためです。
購入意図とは「この商品はこういう意図で購入した」という、いわゆる「言い訳」のことです。どのような購入意図を準備すればいいかは以下の記事で詳しく解説していきます。
利用停止時の対処法②:カード会社に電話連絡
カード会社に電話で連絡して一応「なぜ利用ができないのか」聞いておきましょう。利用停止になる理由は「第三者の不正利用」「延滞」等、クレジットカード現金化以外の可能性もありますからね。
この時「クレジットカード現金化をしたからカードが止まったのですか?」等と聞かないように!こちらから不利な情報は与えてしまうからな。
もしカード会社から「クレジットカード現金化が疑われるため利用停止しました」という回答が来た場合、以下のように応対できると良いでしょう。
- カード会社:「クレジットカード現金化が疑われるため利用停止しました」
- みなさん:「いつ、どの商品がクレジットカード現金化と判断したのですか?日常生活で利用するカードなので、推測で止められては困ります。」
- カード会社:「確認します。〇月〇日の〇〇という取引履歴と思われます。」
- みなさん:「そちらの商品は○○という意図で購入したものなのでクレジットカード現金化ではありません。カードの利用停止を解除してください。」
上記のようにしてクレジットカード現金化が疑われた場合は利用停止の解除を申し出ましょう。
クレジットカードを管理するのはカード会社なので、怒ったり怒鳴ったりしても利用停止は解除されない。むしろ事態を悪化させるだけなので冷静に対処しよう。
利用停止時の対処法③:とにかく「ちゃんと返せること」を証明
後で解説しますが、クレジットカード現金化でカードを止められる理由は「後でカード会員が債務不履行に陥り、カード会社が立て替えた分を払ってもらえない可能性があるため」です。
カード会社は利用代金が支払われないことを恐れているのだ。
相手も人間ですので、ちゃんと返せることが証明できれば、利用停止が解除される可能性もあります。
例えば「返せる分の預金残高(通帳)を写した写真」や「収入証明書を写した写真」をカード会社にメールで添付したりすることで利用停止が解除される可能性もあるので、一度カード会社に交渉してみてください。
クレジットカード現金化で「利用停止」になる理由
いきなりカードが利用停止になれば納得いかないはずです。クレジットカード現金化が利用停止になる理由を見ていきましょう。
クレジットカード現金化は規約違反だから利用停止…経緯は?
クレジットカード現金化になる理由は後で解説するように「規約違反だから」です。
クレジットカード現金化を規約違反にした経緯はおそらく、利用者がクレジットカード現金化後に債務不履行となるとカード会社が被害を被るためです。
クレジットカード現金化はカード会社に立て替えさせた商品を換金することで現金を調達する裏技です。裏技であっても換金した分を利用代金としてカード会社に返していれば何も問題がないはずですよね。
過去にこのクレジットカード現金化を利用する方に多重債務者が多かった経緯もあり、カード会社は「カード利用代金が踏み倒され、立て替えた分を回収できない」という被害を受けました。
そのために、クレジットカード現金化を警戒しているものと思われます。
クレジットカード現金化が規約違反
クレジットカード現金化で利用停止になる理由は「会員規約違反」であるためでした。実際に楽天カード等でも規約で違反と定められています。まずは楽天カードの会員規約を確認します。
会員が(中略)会員のカード利用状況について、換金目的とした商品購入の疑いがある等不適当又は不審があると当社が認めた場合
引用元:「第1章 一般条項」『カード会員規約』楽天カード)※赤太字加工
クレジットカード現金化はカード決済で購入した商品を換金することで可能です。このようにカード会社に「換金目的の商品購入の疑い」を持たれた場合、カード利用の停止、会員資格取消しの可能性があるということが分かります。
続いては、三井住友カードです。
2.当社は、会員が利用枠を超えた利用をした場合もしくは利用をしようとした場合、利用枠以内であっても短時間に換金性商品を連続して購入する等カードの利用状況が不審な場合(中略)カードショッピング、キャッシングリボおよび海外キャッシュサービスの全部または一部の利用を一時的にお断りすることがあります。
引用元:「第15条(カード利用の一時停止等)」「三井住友VISAカード&三井住友マスターカード会員規約」三井住友カード※赤太字加工
三井住友カードの会員規約では、換金性商品を「連続購入」がカード利用の一時的な停止の可能性があることが分かります。連続の購入という具体的な利用停止の条件が提示されています。
最後に、JCBカードの例です。
第39条 (退会および会員資格の喪失等)
(中略)
(4)会員の信用状態に重大な変化が生じたとき、または換金目的によるショッピング利用等会員によるカードの利用状況が適当でないと当社が判断したとき。
引用元:「会員規約(個人用)」JCB※赤太字加工
JCBカードの場合は、「カードの利用状況」から換金目的の利用を疑うことが分かります。実はこのように利用状況を監視することでクレジットカード現金化を検出しているとされています。
不正なカード利用は監視できるシステムがある
クレジットカード会社は不正なカード利用を検知する技術があります。以下はJCBの例です。
24時間365日体制で不正検知
第三者による不審な利用がないことを、24時間365日監視を行い、お客様のカードの安全を見守ります。
このように24時間365日、利用状況を確認できる技術があることは明らかです。同様の技術でクレジットカードの会員規約違反についても監視しているものと思われます。JCB以外にも、
- 不正検知システム(楽天カード)
- 不正防止モニタリング(イオンカード)
- カード不正使用検知システム(三井住友カード)
などカード会社各社で不正な利用の自動検知システムがあることから、JCB以外のカードでも会員規約違反を自動的に検出する仕組みがあるものと思われます。
カード会社はカードの利用(購入)履歴からクレジットカード現金化を検出しています。
カード会社が知ることができることは購入した商品の種類や購入頻度です。
現金化によく利用される商品券や新幹線チケットの大量購入や定期的な現金化、短期での一括現金化はすぐに現金化が疑われものと思われます。
クレジットカード現金化で利用停止されるということは、カード現金化が疑われる行為の自動検出システムが存在するものと思われます。
カード会社はこのシステムを元に、クレジットカード現金化を検出、カードの利用停止などの措置をとっているものと思われます。
クレジットカード現金化で利用停止になりやすい人の特徴【対策】
クレジットカード現金化で利用停止になりやすい人には特徴があります。1つずつ見ていきましょう。
現金化で利用停止になる人①:収入が不安定な人
学生他、アルバイト等、収入が不安定な方は「返せる保証がない」「現金化に手を染めやすい」と判断され、換金性が高い商品を買うとすぐにクレジットカード現金化と疑われる可能性があります。
こればかりは対策のしようがありませんが、換金率の高い商品を避けてクレジットカード現金化すると良いでしょう。
例えば「家電製品」は換金率が高い商品ばかりとは限らないので購入してもクレジットカード現金化とみなされにくい。
カード決済で購入したら後はリサイクルショップやメルカリで売るだけだ!
現金化で利用停止になる人②:換金性の高い商品を連続購入する人
換金性の高い商品を連続で購入するとクレジットカード現金化とみなされて利用停止されやすくなります。
カード会社は「換金性の高い商品を連続購入する場面なんてクレジットカード現金化程度」と思っていますからね。
対策は以下の通りです。
- 換金性の高い商品は期間を開けて(週1・月1)で購入してクレジットカード現金化する
- 同一の商品・同一の価格・同一の購入場所を避けてクレジットカード現金化する
- 換金率の低い商品でクレジットカード現金化する
技術的な話をすれば、カード会社はプログラムを利用して自動で利用履歴から機械的にクレジットカード現金化するモデルと判定しています。
そのため、モデルを特定されないように期間を開けて様々な商品でクレジットカード現金化をするとクレジットカード現金化を疑われにくいです。
上記のような対策を取ると良いでしょう。
現金化で利用停止になる人③:キャッシング枠を限度額いっぱいまで使っている人
キャッシング枠を限度額いっぱいまで使うと、カード会社は「クレジットカード現金化(ショッピング枠の方を換金して現金を調達)し始めるのでは…」と疑い始めます。
キャッシング枠の利用は限度額いっぱいまでは使わず「限度額の5割程度利用したら他の現金調達方法に切り替える」等の対策を取っていきましょう。
現金化で利用停止になる人④:カードの延滞歴がある人
カードの延滞歴がある人は「ちゃんと返さない人」とカード会社に見なされて、換金率の高い商品を購入した時にクレジットカードの利用停止になる可能性が高いです。
いざという時のためにも、普段から延滞癖をつけないように注意するしかありません。
やむを得ず遅れそうな場合は事前にカード会社に連絡すると相談に乗ってくれて延滞歴が残らない場合もあるようだね。
現金化で利用停止になる人⑤:複数消費者金融から借入がある人
消費者金融から借入をしている場合は途上与信が問題になる可能性があります。途上与信とは、クレジットカードが発行された後にカードの利用状況や返済状況を審査することです。
カードを申し込んだときの審査では「ホワイト」でも、それ以降で消費者金融での借入や返済の遅滞が起きた場合、信用情報に登録(「ブラック」)されます。
そのため、カード会社が途上与信で審査すると信用が落ちた状態となり、換金率の高い商品を購入すると即カードが止められる、といった可能性も考えられます。
消費者金融を利用する場合は計画的に利用するようにしましょう。
利用停止にならないクレジットカード現金化方法
クレジットカード現金化はカードの「購入履歴」から検出されます。
つまり、クレジットカード現金化が疑われたくない場合はそのような商品を購入しなければ良いのです。
クレジットカードで商品を購入しないでどうやって現金化すれば良いのかと思うだろう。しかし、カードの利用先が購入履歴を考慮してくれたらどうだろうか。
もし商品の購入先がカード会社の監視を考慮し、現金化目的で購入した商品をうやむやにしてくれたらどうでしょうか。
そのような現金化の利用停止リスクの排除を行ってくれる業者が「クレジットカード現金化業者」となります。
この業者はクレジットカード現金化を「専門」とするサービスを展開しており、現金化の申込みから現金の支払い(振込)まで一括で対応してくれます。つまり、申込みすれば後は振込を待つだけです。
彼らはサービスとして現金化を行っていますので、その一環として購入履歴に残らない現金化サービスも提供してくれます。
つまり、自分でする現金化よりも業者でする現金化の方が利用停止になりにくいということになります。
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まとめ
クレジットカード現金化はカードの利用状況からある程度推測できます。そのため、カードの利用履歴を意識して、自然なカード決済を心がけることがクレジットカード現金化の利用停止を防ぐ方法です。
この記事を参考にクレジットカード現金化の不安を解消しよう!
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