クレジットカード現金化の際に「分割払い」を利用して、毎月のカード利用代金請求額を少なくしたいと思っていることでしょう。
月末の負担を減らせるというメリットがあるが、分割払い手数料がかかるデメリットもあるので注意だ。
そこで今回解説していくのが、分割払いを利用した具体的な現金化方法と手順、手数料に関する注意点などです。
現金化の方法以外にも、分割払いの設定方法についても解説しますので本当に分割払いでクレジットカードを現金化したいならおすすめの記事となっています。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
クレジットカード現金化で分割払いを利用する方法
カード会社によってサービス名は異なるものの、購入前に分割払いを指定する「最初から分割払い」とカード会社に連絡して購入後に変更する「後から分割払い」の2種類があります。
クレジットカード現金化では基本的に「後から分割払い」で分割払い設定をするケースが多いと思われますが、「最初から分割払い」を指定できるケースもありますのでそちらもご紹介します。
パターン1:「最初から分割払い」でクレジットカード現金化
現金化に利用する店舗で最初から分割払いを指定できる場合はこの方法で現金化を行います。まずは流れをご覧ください。
「最初から分割払い」で現金化の流れ
- STEP1カード決済で商品購入「分割払い取扱店」でクレジットカード決済で現金化用の商品を購入する。「分割払いでお願いします」と店頭で分割払いの回数を指定し決済
- STEP2商品を換金分割払いで購入した商品をリサイクルショップやフリマアプリを利用して換金
- STEP3換金できたら現金化完了商品はショッピング枠で購入したものなので、商品が換金されたらショッピング枠が換金されたことになり、現金化完了(現金調達完了)
- STEP4毎月の利用代金支払現金化した金額は分割支払額と分割手数料を合わせたものをカード会社に返済
商品をカード決済購入して換金することでショッピング枠を現金に換える方法だね。
まず覚えておいてほしいのが、この現金化方法が活用できる店舗は、各カード会社の加盟店のうち「分割払い取扱店」のみです。どの店舗でも利用できる現金化方法ではありません。
残念ながら、商品を購入する際に「分割払いで」と頼めない業者の方が多いのだ。分割払い取扱店は事前にカード会社のHPなどで確認しておこう。
クレジットカード現金化の方法には様々なものがありますが、その大半は分割払い取扱店を利用した現金化方法ではありません。
ただし、Amazonや家電量販店といった小売サービスは購入時に「分割払い」が指定できる商品がありますので、そういった商品を狙ってこの「最初から分割払い」を利用した現金化方法でショッピング枠を換金できます。
現金化におすすめの商品はハイブランドの人気アイテム(バッグ、財布、時計など)や最新人気家電(最新ゲーム機など)ですので、Amazonや家電量販店で「分割払い」指定可能商品を探しましょう。
上記の記事を参考にしてもよいが、リサイクルショップやメルカリなどで『売れ筋』商品を確認しておき、それをカード決済購入するもあり!
購入した商品はその足でブランドアイテム系のリサイクルショップに向かって買取依頼し即日換金するか、メルカリなどを利用して高いレートで換金しても良いでしょう。以下の記事をご確認ください。
「ショッピングクレジット」について
特に家電量販店ですと「ショッピングクレジット」対応店舗も存在します。
このショッピングクレジットとは、カード会社に加盟するお店側が、分割手数料を負担するものです。「金利完全無料」「最長24回まで無金利」などといった広告を掲げている場合もあります。
お店側がカード分割払いの手数料を負担してくれますので、みなさんがカード会社に返済するのは分割支払額のみとなります。お得なサービスなので、家電量販店をのぞいてみると良いかも知れませんね。
ただし「最初から分割払い」ができないパターンは多い
以下のような原因から、店頭で「最初から分割払い」が利用できない場合があります。
- そもそもお店側が「分割払い」に対応していない(分割払い取扱店ではない)
- 利用限度額に達している
- カード自体に「分割払い」機能がない
- 希望する分割の回数にお店側が対応していない
- 延滞などのペナルティで分割払いの利用が停止されている
上記のような原因から「分割払い」を店頭で利用できるケースは稀です。ゆえに、この現金化方法では現金化しにくいという印象を受けると思います。
そこで利用したいのがカード会社の「後から分割払い」というサービスです。
パターン2:「後から分割払い」でクレジットカード現金化
分割払いは通常、商品の購入時に指定するものですが、購入してしまった後でも一括払いから分割払いに変更することができます。それが「後から分割払い」です。
サービス名は異なりますが、ほとんどのカード会社ではこのサービスが提供されています。これを利用すれば、分割払い取扱店でなくても現金化できるので、より現金化しやすくなります。
「後から分割払い」で現金化の流れ
- STEP1カード決済で商品購入クレジットカード決済で現金化用の商品を購入
- STEP2購入した商品の「分割払い」を設定カードのマイページにログインして指定の商品を「後から分割払い」を設定。またはカード会社のサポートデスクに電話し「後から分割払い」を選択
- STEP3商品を換金購入した商品をリサイクルショップやフリマアプリを利用して換金
- STEP4換金できたら現金化完了商品はショッピング枠で購入したものなので、商品が換金されたらショッピング枠が換金されたことになり、現金化完了(現金調達完了)
- STEP5毎月の利用代金支払現金化した金額は分割支払額と分割手数料を合わせたものをカード会社に返済
「最初から分割払い」を指定する現金化方法との違いはSTEP2だよ。後から分割払いを指定していることが分かるね。
「後から分割払い」といったサービスはお店側ではなく、カード会社が主体となり、提供されているサービスです。
そのため、お店側(加盟店側)が分割払い取扱店でははなくても、このサービスを利用して購入後に分割払いへの変更することが可能となるのです。
この方法を利用すれば理論上、どのような現金化方法でも分割払いを利用できます。現金化の具体的な方法は以下の記事で解説しますので、ぜひご参照くださいませ。
「後から分割払い」の設定方法について
申請方法はカード会社によって異なりますが、カードのマイページやサポートデスクに直接電話して依頼することで「後から分割払い」を設定(申込)できる場合がほとんどです。
ただし、この設定には期限がありますので、購入後(現金化後)はなるべく早めに「後から分割払い」に設定しておくことをおすすめします。
多くの場合は、引落し日の数日前となるが、カード会社によって申込期限は異なる。事前に確認しておこう。
分割可能な最低購入金額や分割回数、分割手数料もカード会社によって異なるのでそちらも確認しよう!
自宅から『現金化サービス』を利用したときでも「後から分割払い」は指定できるゾ。
【注意】分割払い手数料と現金化手数料がかかる
さて、分割払いで忘れてはいけないのが「分割払い手数料」問題です。また、現金化にも「手数料(コスト)」がかかりますのでそちらも説明します。
現金化にはこの分割払い手数料と現金化手数料がかかるので注意だ。
『分割払い手数料』
分割払い手数料はご存じの通り、分割払い利用時にかかる手数料のことです。こちらはカード会社によって異なりますが、例として以下のように、回数ごとに手数料がかかるとします。
100円あたりの手数料(円) | |
3回(3ヵ月) | 2.01 |
5回(5ヵ月) | 3.35 |
6回(6ヵ月) | 4.02 |
10回(10ヵ月) | 6.70 |
12回(12ヵ月) | 8.04 |
15回(15ヵ月) | 10.05 |
18回(18ヵ月) | 12.06 |
20回(20ヵ月) | 13.40 |
24回(24ヵ月) | 16.08 |
回数に応じて、上記のような手数料がかかります。回数が増えるほど分割支払額は減りますが、手数料がかかる、という仕組みとなっていますよ。
以下に手数料の計算例を示します。
【5万円現金化で後から分割払い5回】
- 分割支払額:50,000円÷5回払い=10,000円
- 分割払い手数料:50,000円×(3.35円÷100円)=1,675円
- 毎月の支払額:10,000円+1,675円=11,675円(5ヵ月間)
【5万円現金化で後から分割払い12回】
- 分割支払額:50,000円÷12回払い=4,166円
- 分割払い手数料:50,000円×(8.04円÷100円)=4,020円
- 毎月の支払額:4,166円+4,020円=8,186円(12ヵ月間=1年)
【10万円現金化で後から分割払い10回】
- 分割支払額:100,000円÷10回払い=10,000円
- 分割払い手数料:50,000円×(6.70円÷100円)=6,700円
- 毎月の返済額:10,000円+6,700円=16,700円(10ヵ月間)
分割払いの手数料の考え方はここまで説明した通りです。
あとは各カード会社のHPを確認して、みなさんが分割払いを利用した場合、一体いくらカード会社に支払えば良いのか計算しておきましょう。
『現金化手数料』
現金化自体にも手数料がかかります。
例えば、
- 移動費(基本的に来店する場合)
- 商品購入時の消費税
- 送料(商品ネット購入or遠隔地買取の場合)
- 換金時の業者側の利益
- 振込手数料(遠隔地買取の場合)
- クレジットカード決済手数料(かからない場合がほとんど)
などといった手数料がかかります。
みなさんがどのような方法で現金化を行うかにもよりますが、上記のような手数料がかかるので留意しておいてくださいね。
上記の手数料は以下の記事で詳しく解説するよ!
結局クレジットカード現金化なら一括払いと分割払いならどっちがいい?
一括払いと分割払いによるクレジットカード現金化のメリット・デメリットに触れるのでお好みの方法を決めてみてください。
分割払いでクレジットカード現金化するメリット・デメリット
分割払いでクレジットカード現金化するメリット・デメリットです。
メリット①:クレジットカード現金化負担が軽減される
分割払いで一度のクレジットカード現金化利用代金を分散できるので負担が減ります。
大概は大きな金額を必要としていると思われるのでクレジットカード現金化で分割払いが利用できるのは本当に大きなメリットです。
デメリット①:クレジットカード現金化後の分割払い手数料
分割する回数で分割払い手数料が設定(基本的に回数が多いほど高い)されるので、負担を避けようと分割回数を増やすと今度は分割払い手数料がかさんできます。注意です。
デメリット②:分割払いの利用可能額は一括払いとは別物
ショッピングで利用できる金額「ショッピング利用限度額」=「分割払い限度額」ではありません。分割払いの限度額は割賦枠と呼ばれているものです。
この割賦枠は分割払い・リボ払いなどのことであり、ショッピング利用限度額の「一部」であり、分割払いで支払った金額のうち未返済分がショッピング利用限度額から差し引かれます。
つまり分割払いを利用して未返済分があるとショッピング利用限度額が減っていきます。
分割払いではなく、一括払いでクレジットカード現金化するメリット・デメリット
一括払いでクレジットカード現金化するメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット①:一括払いは「手数料」がかからないのでクレジットカード現金化もお得
当然ですが一括払いには分割払いのような手数料がありません。分割手数料を試算してクレジットカード現金化をするわずらしさはありません。
メリット②:一括払いは利用額を管理しやすいのでクレジットカード現金化のしすぎを防げる
クレジットカード現金化の利用代金は利用明細上で一目瞭然です。金額を管理しやすいのでクレジットカード現金化のしすぎを防げます。
デメリット①:一括払いだとクレジットカード現金化後に想定外な金額が…
クレジットカード現金化を分割払いで行うと負担を軽くできますが、一括で払うので当然負担も大きいです。
クレジットカード現金化のしすぎで想定外な金額を請求が来ている可能性もあります。やはり分割払いでクレジットカード現金化の負担を抑えておきたいところです。
自宅でできる『現金化サービス』+『分割払い』
クレジットカード現金化方法の中には自宅から現金化~現金振込の手続きができる『クレジットカード現金化サービス』と呼ばれるものがあります。
現金化~ショッピング枠の換金、現金振込まで「即日で現金化できる」といわれている。
単に「現金化」というとネット上ではこちらの方法を紹介されるケースも多いですね。自分で現金化する方法が面倒だからとこのサービスを利用する方もいるとされます。
この方法で現金化した場合も「後から分割払い」を利用することで、購入した商品の代金を分割して毎月の請求額の負担を減らすこともできるでしょう。
自宅から現金化まで1つの手続きで完結して、支払いも分割で毎月の請求額を減らせる。とても魅力的に聞こえるね。
ただし、この現金化サービスの提供業者の中には悪質な業者が混じっていることも事実です。
そのため、そうした悪質業者を口コミ評判などを当てにして避けながらクレジットカード現金化サービスを利用することが重要になってきます。
分割払いで現金化サービス!毎月の現金不足を乗り切ろう!
まとめ
今回紹介した分割払いの現金化方法を整理します。
- パターン1:「最初から分割払い」でクレジットカード現金化
- パターン2:「後から分割払い」でクレジットカード現金化
「最初から分割払い」ができないパターンは多いので、現金化後すぐに「後から分割払い」の設定(申請)するパターン2の方が主流です。方法についてはこの記事の内容をご確認頂ければと思います。
分割払いを利用したクレジットカード現金化は一括払いの場合と比べて「毎月の請求金額に余裕ができる」という大きなメリットがあります。
ただし、この現金化方法には「分割払い手数料」と「現金化手数料」が二重でかかるデメリットがあるので、注意が必要です。
分割して一回当たりの支払額が少なくなるものの、とにかく手数料がかかる現金化方法であることは忘れてはいけません。注意しましょう。
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