クレジットカード現金化には買取方式と呼ばれる方法で現金化する方法も存在しているのはご存じでしょう。この「買取方式」は他の現金化方法と何が違うのでしょうか。
今回紹介するのはこの買取方式によるクレジットカード現金化の方法です。
メリットやデメリット、安全面での心配について解説していくゾ。
買取方式の現金化方法が知りたい方や、他の現金化方法と比較している方はぜひ参考にして欲しい。
買取方式はどのような方法で現金化するのか詳しく見ていきましょう。
買取方式のクレジットカード現金化とは
クレジットカード現金化とは、クレジットカードのショッピング利用枠を換金して現金を調達する金策のことです。
クレジットカード現金化の仕組みは以下の記事で解説するのでチェックしておこう!
このショッピング利用枠を換金する方法として、ショッピング利用枠で購入した商品を買取業者で「買取依頼」して換金するというものがあり、商品を介して換金する方法があります。
この方法こそが「買取方式」の現金化方法です。
この買取方式の現金化について、次章では詳しい方法を解説していくよ!
クレジットカード現金化サービスを使うと買取~換金までに必要な手間を省略できるゾ。
買取方式でクレジットカードの利用枠を現金化する流れ
買取方式でクレジットカードのショッピング利用枠を現金化できる方法には、以下の2つがあります。
- 現金化サービス(買取方式)を利用
- 自力で商品を購入・買取依頼
2つの方法では流れが大きく異なるのでそれぞれの現金化方法を見比べてみてくださいね。
流れや手順も押さえておき、クレジットカード現金化に備えよう。
手順:現金化サービス(買取方式)を利用する場合
現金化サービスとは現金化業者が提供するショッピング利用枠の換金を専門としたサービスのことです。1つの業者で現金化の手続きから振込(現金受取)が完結するので、即日現金化もできます。
この現金化サービスには買取方式とキャッシュバック方式がありますが、今回は買取方式の利用の手順を見ていきましょう。
- STEP1現金化の手続き現金化サービスのフォームや電話番号からクレジットカード現金化の手続きを行い、ショッピング利用枠の「換金率」の説明を受け、身分証の送付
- STEP2商品のカード決済業者に指定された商品をクレジットカード決済で購入。指定された新幹線回数券や家電を購入する「おつかい型」とネット上や現金化業者店頭に陳列された商品(アクセサリーや文房具など)をカード決済する「店頭購入型」がある
- STEP3商品の買取業者が商品を受け取り次第、査定なしで即時で商品を買取し換金代金
- STEP4現金化完了商品の換金が完了すれば、ショッピング利用枠の現金化が完了
買取方式の現金化サービスでは、業者に事前に指定された「換金率」で指定された商品を購入し、そのまま査定を介さずに換金されるため、即日での現金化が可能という仕組みがあります。
現金化サービスは消費者金融の融資が受けられない方でも利用できる最後の砦として利用されているようだな。
「換金率」についても気になると思うので、以下の記事をご覧ください。
ただし、この現金化サービスには悪質な業者が多く、金融庁や国民生活センターも注意喚起をしていいます。どうしても利用する場合は必ず「優良店舗」の見極めを行ってください。
詳しくは以下の記事で解説します。
手順:自力で商品を購入・買取依頼して現金化する場合
クレジットカード現金化には業者を使わない方法もあります。自力での現金化方法です。
自力で現金化するためには自分で商品と買取業者を選んで、その商品の買取を依頼し、商品買取時に高価査定となる工夫をする必要があります。
多くの人はこの手順を面倒くさがるのですが、自力での現金化方法は現金化サービスよりも換金率が高くなる方法でもあります。手順を簡単に説明していきます。
- STEP1商品選び換金を依頼する際に高く買い取ってもらいやすい「換金率の高い商品(後述)」を選ぶ。先に「〇〇円で買い取ってくれる」という買取先(リサイクルショップ)を見つけてから売れ筋の商品を選ぶのもあり。
- STEP2商品のカード決済商品のクレジットカード決済購入(ショッピング枠を利用)
- STEP3商品の買取依頼商品を専門的に買い取ってくれるリサイクルショップを選び、高価査定を目指して買取依頼。多くは買った当日や買ってから日が浅い「新品状態」で買取依頼することになるので高く売れる
- STEP4現金化完了商品の換金が完了すれば、ショッピング利用枠の現金化が完了
現金化サービスを利用せずに自力で現金化できる方法であることがわかりますね。現金化サービスを利用する際と大きく異なるのはステップ1とステップ3です。
まずはショッピング枠を換金するために商品を購入する必要ありますが、これは後で換金するため、なるべく高い換金率で売れる商品を自力で選ぶ必要があります。
高く売れる商品については詳しくは以下をご覧ください。
上記の記事で解説するように信託系商品券や新幹線回数券、ブランドアイテムなどの商品をカード決済購入して、金券ショップやブランド専門リサイクルショップで買取を依頼します。
あえて高く売れる商品を購入してリサイクルショップで売るというわけだな。
安全面の心配:買取方式で現金化すると・・・
買取方式の現金化方法は安全面の観点で少々疑問点があります。これから紹介する内容を理解していれば安全に現金化はできるのでご安心ください。
利用停止リスクについて
クレジットカードのショッピング利用枠を換金する行為はカード会社上の規約違反行為となります。
そのため、カード会社に現金化が発覚するとクレジットカードを止められてしまうリスクがあるのです。現金化をする上でなんとしてもこのリスクを避けなければいけません。
しかしながら、この現金化はカード会社がカードから唯一確認できる利用履歴から「購入した商品」を割り出し「現金化した」と断定した会員のカードを推測で一時的に停止しているに過ぎません。
あくまで推測に過ぎず、商品の購入意図をきちんと説明できれば、撤回されるケースもあります。しかしながら、カード現金化を疑われにくい利用履歴を心がける必要がありますね。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
所有権留保の問題について
法律上ではクレジットカードで購入した商品は、当月の利用代金支払いが済むまで「カード会社のもの」となっています。あまり知られてはいませんが、これを法律では「所有権留保」と呼びます。
そのため、購入した商品の買取を依頼すると「まだカード会社の所有する商品を、不正に換金するという実質的な『横領罪』に該当するのではないか」という問題があり、専門家の間で協議されています。
ただし、この所有権留保は大半のカード会員がその問題を知らないとされています。
また、所有権が留保されていれば、使って消費してしまった場合でも「人のものを勝手に消費した」と犯罪に問われてしまうはずです。これではカードを使う方はいなくなるでしょう。
そのため、クレジットカードの場合、基本的には所有権留保が問題とされることはないとされています。
所有権留保が問題となるのは、何らかの理由でクレジットカード会社へ利用した代金の支払いができなくなった場合とされています。
そのような場合は支払いが完了していない商品をクレジットカード会社へ返却することで、支払いを「免責」とします。所有権留保はこのように代金の支払いができない場合を想定したものなのです。
クレジットカード現金化でこの所有権留保の法的責任が問われたケースはまだ存在していません。
「古物営業許可番号を掲載」なら本当に安全か?
「買取」という業務は実は無断で行うことはできません。
古物営業法と呼ばれる法律に基づき、買取の業務を行う場合、各都道府県の公安委員会より「古物商許可」という免許を得る必要があります。
その際に発行される「古物営業許可番号」は古物商許可を取得した業者に掲載義務がありますので、掲載されていない場合は違法業者となります。
そのため、掲載されていれば少なくとも古物営業法を守っている業者であると言うことができます。
ただし、古物営業許可の取得はハードルが低く、個人でも可能な免許とされており、詐欺業者であっても取得しているケースがないわけではありません。
そのため、業者選びの際は他の項目と合わせて総合的に評価することが重要となります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
買取方式でクレカ現金化の特徴:メリット・デメリット
買取方式によるクレジットカード現金化にはメリット・デメリットがあります。この買取方式を利用しない場合、現金化サービスのキャッシュバック方式で現金化するしかありません。
そこで現金化サービスのキャッシュバック方式と比べながら買取方式のメリット・デメリットを見ていきます。
買取方式のメリット
まずはメリットです。
メリット①:有名な店舗で選んでカードを切れるので安心
買取方式の場合、多くは自分で商品を購入することになります。
業者の場合でも業者から商品を指定されても買う場所は指定されない「おつかい」型となることも多いですし、自力で現金化する場合にも自分で換金率の商品を購入することになりますよね。
そのため、買う際に利用するお店は自分で選ぶことができます。自分で「ここなら安心してカードを利用できる」というお店を選べる、と言うメリットは大きいですね。
キャッシュバック方式では業者の店頭やサイト上でカード決済となることが多いので、この点は異なりますね。
家電やブランドアイテムも信頼できる家電量販店や通販サイトなどで購入すると良いだろう。
メリット②:高く売れやすい商品を選んで現金化できる
こちらは自力で現金化する場合に限りますが、買取時に高く売れる商品を選んで購入することで、ショッピング利用枠を換金する際のロスを小さく抑えることができます。
業者を利用するとどうしても業者側の「言い値」で現金化することになるので、換金率はまずまずとなることも多いです。自力で現金化する際のメリットとも言えるでしょう。
メリット③:即日で現金化できるケースが多い
自力、業者問わず、「即日」で現金化できるケースが多いのも買取式の特徴となっています。
その理由は商品を購入後、その脚で店頭で買取を依頼することで即日で換金することができるためです。
ただし、これは店頭で現金化する場合に限ります。ネット通販などネット上のサービスを利用すると商品の「発送」が必要になるため、即日現金化できないで注意しましょう。
キャッシュバック方式の場合は即日現金化が基本だけど、商品の発送が必要になるケースがあり、即日で現金化できない場合もあるんだ。
買取方式のデメリット
もちろんデメリットもあります。
デメリット①:「商品」を取り扱う必要がある
買取方式の場合、商品の購入と換金が基本となります。そのため、商品の取り扱いは絶対です。後に売り物となることを考えれば、破損や汚れなどには十分な注意が必要です。
このように商品を取り扱う必要があるという点がまず1つ目のデメリットとなります。
キャッシュバック方式の場合、商品購入後、現金キャッシュバックとなるので、商品は受け取るだけだ。後に売ることがないぞ。
デメリット②:移動や来店、査定などに手間がかかる
買取方式の場合即日現金化もできますが、店舗までの移動や来店、査定などに手間や時間がかかります。
さらにネット上のサービスを利用すると商品の到着を待つ必要があるのでさらに時間がかかります。
即日現金化するためには発送が必要となるネット上のサービスを利用せずに、すばやく商品を店頭購入して移動、来店して査定を依頼しなければなりません。この手間を面倒と思う方もいます。
キャッシュバック方式では来店の必要もなく、査定の手間もない。
デメリット③:カードの利用停止リスクが高い
買取方式の場合、利用履歴上に商品を購入した店舗と金額の情報が残りますので、連続で同一の店舗を利用したり、大きな金額を現金化するとカード会社に現金化を疑われます。
この点を意識しなければ、カードの利用停止リスクが大きく高まることを意識しておかなくてはいけません。
ただし、現金化サービスを利用すると、現金化サービスが決済代行業者を利用しているため、利用履歴上では代行業者の会社名となるので現金化が悟られにくくなります。
キャッシュバック方式の現金化サービスを利用するのもあり。
まとめ
買取方式でクレジットカードの利用枠を現金化する方法は以下の2つがあります。
- 現金化サービス(買取方式)を利用
- 自力で商品を購入・買取依頼して現金化
それぞれの方法で現金化することができますが、買取方式には先ほど紹介した安全面での注意点や、メリット・デメリットがありますのでその点を押さえてキャッシュバック方式と比較してみると良いでしょう。
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