スマホから利用できるフリマアプリ『メルカリ』を利用して、手軽にクレジットカードの利用枠を現金化できる!と思いつく方もいるかもしれませんね。この記事を見つけた方はそのような方でしょう。
実際にやってみようと思っても、メルカリに不慣れだとどこからとっつけばいいのかわかりにくいですよね。そもそもメルカリを使ったことがない方もいると思います。
しかし、「メルカリでの現金化で逮捕された」という話も聞いたことはありませんか?このままでは不安が残るままでしょう。
そこで今回考えていくのが「メルカリを利用したクレジットカード現金化の方法」と「メルカリ現金化の違法性」です。こちらの内容をわかりやすく解説していきたいと思います。
この記事を読み進めていく前に以下の記事で現金化の仕組みをおさらいしておくとさらに理解が深まるよ!
メルカリでクレジットカード現金化をする方法
メルカリでクレジットカードを現金化する方法は以下の3つが考えられます。
- 方法1:いわゆる「自演」でクレジットカードを現金化
- 方法2:カード決済で購入した商品をメルカリに出品
- 方法3:メルカリでカード決済購入した商品を専門店で買取依頼
以上のように3つの方法があって悩むと思うので、それぞれの方法のメリット・デメリットを解説しながら、やり方を解説していきます。
メルカリを利用したことがない方にもわかりやすく解説していくゾ!
方法1:いわゆる「自演」でクレジットカードを現金化
「自演」とは、メルカリのアカウントを2つ用意して、片方のアカウントで商品の出品、もう片方のアカウントでカード決済する、というものです。
自作自演で出品して購入しているので「自演」と呼ばれています。
自由に商品を出品できるメルカリが「カード決済」を導入していることを利用して自演で現金化する方法だね。
メジャーな方法ではあるが、この記事ではこの現金化方法をおすすめしない詳しい理由(デメリット)を説明する前にまずは流れを見ておこう。
- STEP1メルカリアカウントの用意メルカリのアカウント登録。すでにアカウントを所持している方はメルカリで「サブ」のアカウントを登録
- STEP2片方のアカウントで出品片方のメルカリアカウントでまず商品を出品。出品の仕方は簡単で、メルカリ上にある「カメラマーク」を押下。商品を撮影して商品写真を登録、商品説明に関する記載項目は適当に入力するが「配送方法」は未定、「価格」はショッピング枠残高から現金化したい金額を記入して出品手続きを終了
- STEP3もう片方のアカウントで購入もう片方のアカウントにクレジットカードを登録しておき、カード決済購入
- STEP4商品が売れた後の処理を行う支払いが完了すると「通知」が届くので出品した方のアカウント上(やることリスト)をよく確認しておく。発送はもちろん行わないので購入した方のアカウントですぐに「受取評価」を行ってから、出品者が購入者を評価すると取引が完了となり、指定口座に売上となる
- STEP5振込申請ホーム画面下にある「メルペイ」から「振込申請」に移り、口座を登録して指定の口座に振込(振込申請手数料200円/振込反映には1週間程度かかる)
上記の流れでメルカリ上で「自演」で現金化できます。
一見して画期的な現金調達方法に見えますが、一度以下のメリット・デメリットをご覧ください。
まずはメリットです。
- フリマアプリなので買い手がつかないこともあるが、自分で購入するため確実かつすぐに買い手が付く
- 指定した金額で出品して全額購入(換金)できるのでショッピング枠の換金率は100%(別途手数料)
- 見かけ上は正常な取引であり、カード会社にも怪しまれない
フリマアプリなので「売れない」というリスクはつきものですが、自演で購入することでそのリスクを回避できます。
また、クレジットカード現金化は換金率の低さが度々問題視されていますが、自分で価格設定した商品をメルカリのサービスを介してカード決済購入しているので換金率がほぼ100%となります。
手数料によって現金化できないショッピング枠の残高部分も減らしやすいというわけです。
さらに、見かけ上はメルカリを利用した正常な商取引であり、カード会社からクレジットカード現金化を疑われる心配はほぼありません。
ただし、この方法はメルカリの「利用禁止事項」に抵触するというデメリットがあります。
2. 複数登録の禁止
個人のユーザー及びユーザー登録をされようとする方(以下併せて「ユーザー等」といいます)は、複数のユーザー登録を行うことができないものとします。
このように一人で複数のユーザー(アカウント)を登録する行為は禁止されており、上記の流れでいえばステップ1の時点で利用規約違反となります。
規約違反となればもちろんメルカリ上でのユーザー資格は取り消しとなり、今後メルカリでアカウント登録することもできなくなる可能性もあります。
このような措置をとるメルカリですが、「メルカリガイド」には複数アカウントの保有をほのめかすユーザーの発言がいくつかみられますので、すべての複数アカウント登録行為を取り締まっているわけではないようです。
すべてはメルカリの裁量次第ということでしょう。
自演での現金化はこのデメリットを考慮したうえで、リスクを理解したうえで判断してくださいね。
メルカリ現金化は「わずらわしい?」「めんどくさい?」現金化サービスを使えば手続きをするだけですぐに現金化可能!指定口座に振り込まれるのを待つだけ!
方法2:カード決済で購入した商品をメルカリに出品
自演のような現金化方法で現金化しなくても、メルカリを利用した低リスクな現金化方法はいくらでもあります。この「カード決済で購入した商品をメルカリで出品」も低リスクな現金化方法です。
まずは全体の流れを見ていきましょう。
- STEP1商品をカード決済購入現金化に使える商品をクレジットカード決済で購入
- STEP2メルカリに出品カード決済で購入した商品の出品手続き。メルカリ上にある「カメラマーク」を押下し、商品写真を登録、商品説明に関する記載項目は指示通り記入(配送方法は「配送ナビ」を参考に記入)
- STEP3商品が売れた後の処理を行う支払いが完了すると「通知」が届くので出品した方のアカウント上(やることリスト)をよく確認しておく。購入者が支払いが完了すると「やることリスト」に「発送をお願いします」と表示されるので、「配送について」を確認しながら商品を梱包、発送方法を確認。発送の手続きが完了したら取引画面の「発送通知」を押下。発送へ
- STEP4商品が購入者の元に到着商品到着後、購入者が商品の「受取評価」をすると
やることリストに「評価してください」と表示されるので購入者の評価を行う - STEP5振込申請ホーム画面下にある「メルペイ」から「振込申請」に移り、口座を登録して指定の口座に振込(振込申請手数料200円/振込反映には1週間程度かかる)
上記の流れを見ると分かるように、カード決済で購入した商品をメルカリに出品して売っているだけです。
メルカリへの出品手続き自体は「慣れ」が必要であり、利用している内にスムーズに手続きをこなせるようになってくるので問題はありません。
しかし、気になるのはカード決済で購入する商品はどれを選べばいいのか、という点です。
カード決済で購入する商品には現金化向きの「おすすめ」商品があるので以下の記事を参考に現金化向きの商品を購入しておきましょう。
さてこの現金化方法の流れを確認したうえでメリット・デメリットも見ていきましょう。まずはメリットから。
- メリット指定した金額で出品できるのでリサイクルショップで売るよりも損失が少なく、購入時の値段を設定できれば換金率100%も可能
- メリットメルカリのルールを守り出品している(自演でない)のでメルカリ運営にアカウントを止められる心配もない
「自演」の現金化方法にはないメリット「アカウント停止リスクがない」があります。デメリットは以下の通りです。
- デメリット買い手が必ずつくとは限らない
- デメリットとにかく時間がかかる(現金化にかかる時間は数週間)
アカウント停止のリスクはありませんが、今度は商品が「売れない」というリスクが発生します。
さらに購入者が現れるのを待つのにも、商品を発送するのにも時間がかかりますし、購入者が購入手続きをスムーズにこなさない場合、中々購入代金が「売上」にならず、さらに待つことになります。
カード決済購入~ATMでの現金受取まで数週間~1ヶ月程度かかる方法となりますので時間に余裕がない方には不向きな現金化方法です。
方法3:メルカリでカード決済購入した商品を専門店で買取依頼
メルカリ上には現金化向きの商品が数多く出品されています。特におすすめなのはルイヴィトンやグッチ、コーチ、シャネルなどといったハイブランドのバッグや財布です。
この方法はメルカリ上でそのような商品をカード決済購入後、専門店で買取を依頼するというものです。
- STEP1メルカリ上で商品をカード決済購入メルカリ上で現金化に使える商品をクレジットカード決済で購入。「取引メッセージ」を利用して値引き交渉することも可能
- STEP2商品到着後は専門店で買取依頼メルカリでの購入手続きを済ませ、商品が発送されて手元に届いたら、メルカリで「受取評価」を行って取引を終了し、専門店に購入した商品の買取を依頼(ブランドアイテムの買取ならブランド専門の買取店舗を選ぶ)
- STEP3買取査定が終了したら現金化完了専門店での買取手続きが完了し、商品の買取が決まったら換金してもらい現金化
このように、メルカリで(安く)カード決済購入した商品をリサイクルショップで買取依頼してなるべく高く売る、という現金化方法となります。
先ほどの方法は「出品」にのみメルカリを利用しましたが、今度の方法は「購入」にのみメルカリを利用します。流れを見て分かるとおり、購入の方は出品ほど手続きは面倒ではありません。
この現金化方法のメリットは以下の通りです。
- メリット出品する方法のように買い手が現れるのを待つ時間がかからない上に、振込申請の必要もないのでさらに時間がかからない(1週間以内での現金化が可能)
- メリット値引き交渉もできるのでカード決済で購入する商品を安く仕入れられる
発送の手続きが必要である以上、即日現金化は不可能ですが、出品者が発送して家に届いてさえしまえば後はその商品を換金するだけとなります。
これまで紹介した方法の中でも一番安全かつ最短の現金化方法です。ただし、デメリットもあります。
- デメリットリサイクルショップで売るので価格設定は自分でできない(換金率100%はほぼ不可能)
- デメリットリサイクルショップによっては買い叩かれる心配もある
- デメリットリサイクルショップ選びが肝心であり、査定も相見積もりで高価買取を目指して複数店舗に出してもらうのである程度、慣れが必要
リサイクルショップで売るので自分で価格設定はできませんし、リサイクルショップ側の事情が勘案されて査定金額が安くなってしまう可能性も高いです。
せっかくメルカリで良い商品を購入できても買取を依頼するリサイクルショップによっては安値を付けられてしまうかもしれないので注意しましょう。
このメディアでは買取に利用していきたいリサイクルショップを地域別で紹介しているゾ!現金化の際はホームから確認してぜひ参考にして欲しい。
メルカリで現金化するには売上金の振込申請をする必要がある!売上金の現金化の方法
メルカリアカウント上の売上金残高を現金化(出金)するには振込申請が必要です。
方法1:アプリから売上金を現金化する
- メルペイアプリを開き 「振込申請」をタップ
- 振込先の口座情報を入力
- 口座情報を確認
- 「振込申請金額」をタップ
- 振込したい金額を入力
- お急ぎ振込を利用する場合は、「お急ぎ振込を利用する」をタップ
- 申請内容を確認後「振込申請をする」をタップ
方法2:WEB上から売上金を現金化する
- マイページから売上金・振込申請、振込申請して現金を受け取るを選択
- 振込先口座情報を入力
- 「振込申請金額」を押下
- 振込したい金額を入力
- 申請内容を確認後「振込申請をする」
メルカリの売上金を現金化する際の注意点
メルカリの売上金を現金化する際に知っていないと慌てたり、手続きが滞ったりするポイントをいくつか紹介します。注意しましょう。
振込手数料200円が発生
売上金を現金化する際に振込申請1回につき200円の振込手数料が発生します。振込金額を入力するときは必ず振込手数料を含めた金額を入力しましょう。
残高が200円以下の場合は現金化できない
メルカリの売上金残高が振込手数料の200円を下回る場合は、振込申請できません。
メルカリに登録した名義と同じ名義の銀行口座の登録が必要
現金化の際はメルカリに銀行口座を登録する必要がありますが、メルカリと銀行口座の名義が異なると振込されません。メルカリに登録した氏名と口座の名義が合っているか確認しておきましょう。
売上金の現金化には申請期限があり、失効の恐れも
売上に計上されてから180日以内という申請期限があります。もし期限を過ぎても口座が登録してあれば自動で振り込まれます。ただし、口座登録や本人確認をしていないと売上金が失効してしまいます。
もし失効した場合でも、口座を登録した上でメルカリ事務局に連絡することによって、売上金が復活する場合があります。
銀行によって異なるが、振込は申請の翌営業日か2営業日後になる
申請は午前9時(8時59分)までに済ませれば翌営業日(翌日)に振り込まれます。1分でも過ぎれば2営業日後になるので注意です。月曜の朝8時半に申請を済ませれば翌日の火曜まに、9時を過ぎると翌々日の水曜に振り込まれます。
ただし、ゆうちょの場合は異なるので振込日を確認しておきましょう。
早く振り込んで欲しいならお急ぎ振込サービスを使う
振込スケジュールよりも早く入金してもらいたい場合は、お急ぎ振込サービスを利用するのが良いでしょう。ただしこの場合、200円の振込手数料とは別に、200円の手数料がかかります。
メルカリでのクレジットカード現金化にはどれくらいかかる?即日で現金化する方法は?
現金を受け取るまでどんなに早くても4日はかかると見積もっておかないといけません。
そもそもメルカリでの現金化のためには、基本的にはクレジットカード決済で購入した商品を出品して、取引成立後その売上金を現金化しなければなりません。
- 現金化用の商品のショッピング枠決済〜商品受取まで2日
- 商品のメルカリ出品〜取引成立まで1日
- 売上金の現金化に1日
手際良く手続きが進んでも最短4日はかかります。買い手が見つからなかったり、土日で銀行の振込処理が止まったりと実際には1週間以上かかることでしょう。即金性の低い現金化方法です。
即日で現金化したいなら現金化サービスを使って現金化を申請しよう!
メルカリでクレカ現金化は違法?何が問題なのか考える
メルカリでのクレジットカード現金化では実は逮捕者が出ています。以下は2017年11月の朝日新聞の報道の一部です。
フリーマーケットアプリ大手で、額面以上の価格で現金を販売し、法定利率の上限を超える利息を受け取ったとして、千葉、秋田、京都の3府県警は16日、それぞれ千葉県成田市の契約社員の男(33)、秋田市の無職の女(60)、奈良県安堵町の無職の女(40)、広島県呉市の電報配達業の男(57)を出資法違反(超高金利など)の容疑で逮捕した。いずれも容疑を認めているという。
この事件は、メルカリ上で額面以上の「現金」を出品し、クレジットカード決済で購入させていた複数の出品者が逮捕された、というものです。
この事件以降、メルカリでは現金の出品が禁止となっているゾ。
出品者らは現金化の対価として出品した金額(現金の額面以上の金額)と額面の差額を「利益」として得ていたとされています。
25万円の現金を約31万円で販売(約6万円の利益)したり、44万円の現金を約50万円(約6万円の利益)で販売したりしていたようだね。
まず、以下の記事でも解説していますが、現時点では日本に直接的でクレジットカードの現金化行為を裁く法律はありません。
通常、クレジットカード現金化はショッピング枠で購入した商品をリサイクルショップなどで「中古品」として売ることで換金するため、利益は発生しにくい行為となります。
しかし、メルカリ上では商品の価格設定が可能なので、商品購入時の値段よりも高く設定すれば、クレジットカード現金化でも利益を得ることが可能です。
では何が悪かったのか。
実はクレジットカード現金化の際の「利益」は法的に認められていません。
もしカード決済で購入した商品を現金に換える場合、商品価格の20%以上の「利益」が発生すると、出資法上の年利20%を超える現金の高額金利貸付行為とみなされ、「違法」として扱われます。
この一件のように出品者が「現金をカード決済で購入させる」など現金化の目的が明らかであり、メルカリ上で商品価格の20%以上の利益を得る(法定年利の数百倍にあたる金利に該当)など利益を得るのも目的であると「出資法」に違反するとみなされる可能性があるので注意が必要です。
結論としては、出品者側の出品の仕方に問題があると言えます。
この記事で紹介した方法であれば特に方法1と方法2で出品が必要なので「必ず商品購入金額と同額かそれ以下の価格を設定」してするように注意しましょう。
メルカリではクレカ現金化が禁止されてる
メルカリ上でのクレカ現金化のような行為はメルカリ事務局からマネーロンダリング行為として禁止のアナウンスが出ています。
どのようなものが違反になりますか?
- 通常の取引に見せかけ、一人で複数アカウントを所持し出品者自身が購入したり、関係者が購入したりする行為
- 架空の商品をクレジットカードで購入し、現金化する行為
- その他、事務局が不適切と判断したもの
直接的に禁止されているわけではありませんが、マネーロンダリング行為とみなされそうですね。
メルカリの禁止行為に該当すると、取引のキャンセルや商品の削除、メルカリの利用制限などとなる可能性があります。メルカリで現金化する際には警戒しておきましょう。
まとめ:即日でクレカ現金化をしたいなら
メルカリでの現金化の方法をまとめてみます。
- 方法1:いわゆる「自演」でクレジットカードを現金化
- 方法2:カード決済で購入した商品をメルカリに出品
- 方法3:メルカリでカード決済購入した商品を専門店で買取依頼
メルカリでは以上3つの方法で現金化が可能です。
いずれの方法も「発送」の手続きが必要であり、2日以上はかかりますので、メルカリでの即日現金化は不可能です。
これはメルカリ以外の現金化方法でも同じで、「発送」の手続きがある以上、即日での現金化は困難になる。
そこで利用したいのがクレジットカード現金化サービスです。
こちらのサービスはクレジットカードの現金化自体を専門としたサービスであり、現金化の手続きから振込まで即日で済みます。商品を選んだり、商品を出品している時間でクレジットカード現金化ができてしまいますよ。
クレジットカード現金化サービスを利用して即日で現金化していこう!
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